2018年 BESTアルバム
あらためまして、あけましておめでとうございます。
間違って消してしまった文章を思い出しながら作り直した年間ベスト2018です。本当はもっと長文で、それはそれは読み応えのある文豪級の素晴らしい文章だったんですけど、 すごく短くショボくなって復活しました。こんなんでよけりゃ読んでみてください。とりあえず15枚。
そして、毎年 言ってるけど 皆さんの年間ベストも教えてくださいね。コメント欄に書いてくれたりしたら、おじさん嬉しいナ。
15. ENDON 『Boy Meets Girl』
東京のエクストリーム・ノイズ・ハードコアバンド。相変わらず気持ち悪くて気持ちよくて最高。でも正直、前作、前々作に比べるとちょっと物足りない。
14. QuiQui 『Stanco Della Società』
インタビューやレビューに並んだkillie、LaQuiete、Fugazi、Sleepytimetrioというワードに惹かれ、なんとなく買ってみたが、想像以上に良かった。 これは5曲しか入ってないEPですが、最近26曲も入った編集盤が出たっぽいのでそっちも買わないといけません。
13. ALGERNON CADWALLADER 『ALGERNON CADWALLADER』
エモ・リバイバルの立役者ALGERNON CADWALLADERの EP、スプリット、未発表曲を詰め合わせた編集盤。CD-Rってのが若干 残念ではあるが内容はトゥインクルトゥインクルで最高。エルヴィス・コステロのカヴァーも面白かった。 これとついでに「Some Kind Of Cadwallader」の再発も買ったけどやっぱCD-Rでした。まあ、ええわい。
12. Petal 『Magic Gone』
NYのブロードウェイで女優としても活躍するシンガーソングライターKiley Lotz(なんて読むんですか?)のソロ・プロジェクト Petal。 1曲目の「Better Than You」にハートを打ち抜かれて即購入。 ライヴ見たいな〜と思ってた矢先、3月のMINERALの大阪公演で共演が決まって、思わずガッツポーズ。
11. illya 『Microcosmos』
東京ハードコアパンクバンド illyaの1st。「ジャケがかっこいい」という理由で購入した 7'EPで衝撃を受け、待ち望んで買ったフル。伝統的ジャパニーズハードコアパンクに泣きのギターソロの融合がアツい。 ヴォーカルとギターのルックスも最高→ https://www.youtube.com/watch?v=LjNGnSlFgTU
10. 老人の仕事 『老人の仕事』
Killie、johann、CxPxSらのメンバーで結成された3ピース編成のインストゥルメンタル・ドゥーム/スラッジコアバンド!との事だが、僕はキライしか知りませんし、ぶっちゃけSLEEPもちゃんと聴き込んでない。でもこれは最高。呪いっぽいコーラス、あと 唐突にフルートも入ってきたりして、ライヴじゃそれをボロ布(?)かぶってやるそうです。
9. Birds In Row 『We Already Lost The World』
フランスの激情ハードコアバンド Birds In Rowの2ndフル。悲壮的で妖艶、そこにキレっぷり凄まじいヴォーカルが加わるシアトリカルな内容。こんなのを3人でやってるのもまた凄い。 2015年の来日は見に行ったけど、今現在、もっと凄くなってんだろうなあ〜 と思います。
8. Bacho 『海底』
Bachoの再録編集盤。 NENASHIGUSAがうっかりステージに上げられても困らないような練習できるバージョンになってて良いですね。 今年も事あるごとにBachoを聴いていました。全感覚祭で見た北畑欽也さんソロもとても良かった。
7. カネコアヤノ 『祝日』
目ジャケット その1。誰が呼んだか「生まれる時代を間違えた女」。はっぴいえんど、たま、町田康などに影響うけて音楽を始めたそうな。たまたまyoutubeで聴いた「スイミング」にビビっとキて最新作を買ってみた次第。曲も声も良い。カッコイイ。
6. Vein 『Errorzone』
目ジャケット その2。ボストンのカオティック っつーと真っ先にコンヴァージを思い出すが、このバンドも狂気じみてる。そして面白いのがメンバーが影響受けたと言うニューメタルの要素が良い感じにブレンドされていて個性的。このPVもそれっぽい。
5. PALM 『TO LIVE IS TO DIE, TO DIE IS TO LIVE』
大阪発ハードコアパンクバンドPALM。やっと出たニューアルバム。どこを切り取ってもかっこ良すぎますが、特に日本語詞の曲が良い。「 お前に 言ってんだよ カス !!! 」だなんてまるでうちの嫁さんみたいな事 叫んでるが、こりゃ痛快。 俗に言う日本が世界に誇りたい!ってなバンド。
神奈川県央在住ロックヴォーカリスト DEATHROの2nd。正直、この順位は高すぎかなとも思うけど、ふと気づけば口ずさんでしまっていたので、鼻歌補正?という事でこの順位にした。1stに続いてアンセムだらけ。ライヴ行った事ないけど凄く楽しそう。最高。
3.Killie 『犯罪者が犯した罪の再審始まる』
活動10年目までをまとめた編集盤。 1曲1曲、本当に強烈な存在感を放っている。ジャケなし/仕掛けあり、1111円という価格、特典DVDと、やはり普通にしてくれなかった仕様も話題ですが、こんなのがオリコンチャートにランクインしてしまったのも事件でした。 地下が似合うバンドですが、空の下で砂埃にまみれて見たライヴ(全感覚祭)は貴重だったな。
2. Jesus Piece 『Only Self』
今年はPALM、KILLIE、VEIN、などなど、あと買ってないけどアレとかアレとか、とにかくハードコア豊作の年だったと個人的には思っておりますが、そんな中で俺的にNO1だったのがコレ。フィラデルフィア産ブルータル・メタリック・ハードコア・バンドJesus Pieceの1st。 重い、サグい と実に俺好みのサウンド。黒人ヴォーカル(このひとカッコイイなぁ〜)のパワフルな感じも相まってとにかく強烈。放心状態になる。放心しすぎて来日は逃した。俺はバカ。
1. GEZAN 『Silence Will Speak』
そういえば、かつて俺は大森靖子を年間ベストの1位にしたが、これもそんな感じでの1位(あ いや、大森靖子とは音楽的には別モンだよ)。 ウーン…俺には解らん!という第一印象(銀杏ボーイズみたいな感じだと思ってた)から、でもなぜか気になってCD買ってみたら新しい扉がちょっと開けた的なアレ。 1曲、1曲どれも存在感がすごい という意味では上で挙げたKillieともいい勝負。正直、アルビニプロデュースとかどうでもいい。 近いうちにどこかでライヴ見なきゃ!という使命感が。全感覚祭、過去2回とも見ずに帰った 俺はやはりバカ。
…っていう感じです。まあ上位の5枚はどれも僅差です。どれも最高だった!とも言えるし、ずば抜けて良かった物が無かったとも言える、そんな年。 あと「今年のベストソング トップ10」みたいなのも実は書いたんですが、何度も言うけど事故って消えちゃったんでね、それはもう再び書き起こす気力がありませんでした。パソコンって難しいね。
さ〜て次回は『俺が選んだ!平成を代表するAV女優ランキングベスト100』です。終わりゆく平成にやっておくべき特集でしょう。一睡もせずに考えて100位まで決めました。正直、今回の年間ベストアルバムなんて前座のクソですよ!乞うご期待。